芝桜を植えている畑でスギナが芽を出していました。
これまで何度か見かけた時には、手で引っ張って抜いていたのですが、
スギナはぜんぜん減ることは無く、反対に芝桜の畑の大部分に
横に広がっていました。
庭の芝桜の中に地下深く根を横に張り進んで行くスギナ。
これでは、芝桜の庭がスギナの畑か芝桜の畑か見分けがつかなくなってしまう。
そう思ったのでした。
この記事では、芝桜の庭に増えたいくスギナを除草剤を使わないでどうやって駆除していったのかについて、ご紹介していきます。
目次
芝桜の中のスギナを除草剤を使わないで駆除するには?
これまで芝桜を育ててきて、スギナを除草剤を使わないで駆除した方法をご紹介します!
スギナは地下茎が深いところでは1mくらいのところを四方八方に張り巡っているので、
そうそう簡単には駆除することはできないのですが、頑張ってやってみました。
芝桜の畑にスギナが割に少ない場合の駆除方法
芝桜の畑にスギナが割と少ない場合には、次のような駆除方法を行いました!
1・スギナの生えている芝桜の株をスコップで掘る。
2・株全体を掘り起こして株の中のスギナを抜く。
3・掘り起こした芝桜の株は近くに置いておく。
3・芝桜の株を掘り起こした後のスギナの根をスコップで掘り、取っていく。
4・スギナの根が取れたら芝桜の株を元に戻す。
5・水やりをする。
わかりにくいところもあるかと思いますので、一つ一つ説明を加えさせていただきますね。
まずは芝桜の株の周りを移植ゴテ(シャベル)やスコップなどで、掘ります。
スギナの生えている場所は芝桜の株の上から見て分かっているはずですので、
シャベルで株を少し起こしたところで、スギナの根を土のついている方から引っ張ります。
土のついている方からスギナを引っ張るとスギナの葉っぱのついている方向に、
逆らわないので割にす~っと抜けます。
スギナだけでなく芝桜の株の中に生えている雑草で根の長いものは、
芝桜の株の土の方から抜くと簡単に抜くことができます。
スギナを芝桜の株の上から引っ張ると、切れてしまってどれがスギナの根なのかが
分からなくなるからです。
この時に、あまりにもスギナが育ちすぎていて、芝桜の中のスギナの葉っぱが多くて
バラバラに切れそうだと思うときがあるかもしれません。
そんな時は、あらかじめスギナの上の方はスギナの葉っぱがバラバラに散らからないように切っておきます。
春先のスギナはツクシ(土筆)の坊やと言われていて、割とかわいいイメージで
葉っぱもバラバラに切れそうにないですね。
実際にスギナの駆除を行ったのが、6月だったので、ツクシ(土筆)の坊やはすでに
坊やではなくなっていて、スギナになり葉っぱもバラバラに切れそうな状態でした。
スギナの駆除で面倒なところは、スギナの葉っぱの節の1本が切れてしまった時でも
その1本のスギナの葉っぱからまたすぐに根付いてしまうことなんですよね。
上図のスギナですが、これでも3本くらいの節が繋がっています!
こういうのが土の上に落ちてしまうと、時間が経つにつれてまた、根がでてから
また、芝桜の畑に生えていくことになります。
スギナを駆除するのに一番気を付けたのは、スギナの伸びた葉の節1本もなるべく
見逃さないようにして、少しでも土の上に落ちてしまった葉は、バケツなどの容器に
入れていきました。
芝桜の掘り起こした株は、近くに置いておきます。
それから、スギナの根っこをスコップで掘っていきます。
この時に、なるべくスギナの根っこを切らないように掘っていきます。
スギナは深いところで1m近くあるところもあり、かなりの重労働になります。
スギナの根の深さが30センチくらいで終わっている時には、芝桜の株は1個掘り起こすだけでも周りの芝桜の株に影響しないかもしれません。
ですが、スギナの根が深い時には、芝桜の株はスギナの生えている株の周りの芝桜の株を掘り起こして移動しなければ深くは掘ることができないですね。
こうやって、スギナを根っこから取った後は、土をもどして芝桜の株を植え付けます。
この時に注意することは、芝桜の株を植え付ける場所に水をたっぷりやり、植えた後からも
水やりをします。
水やりは、スギナを駆除した日だけではなく1週間位はやったほうが良いでしょう。
ここで、水やりを怠ったりすると芝桜が枯れてしまうことにもなりますので。
芝桜の中のスギナが少ない時には、以上のような駆除の方法をとりました。
芝桜の中のスギナが大量に増えてしまった場合
スギナが芝桜の花壇にかなり広がってしまっていたら、
芝桜の株を他の場所に移動させて、植え替えを行います。
芝桜の花壇にスギナが沢山増えてしまった場合には、次のような駆除方法を行いました!
1・スギナの生えている芝桜の株をスコップで掘る。
2・株全体を掘り起こして株の中のスギナを抜く。
3・芝桜の株を他の場所に移動させて植えておく。(大量の株にスギナが生えている場合)
3・芝桜の株を掘り起こした後のスギナの根をスコップで掘り、取っていく。
4・スギナの根が地下茎まで取れたら芝桜の株を元に戻すことになりますが、大量だからすぐには戻せない。
5・芝桜の植え替え時期を見計らって、すっかりスギナが駆除できた芝桜の花壇(畑)に
他の場所に移動させていた芝桜の株を元に戻す。
6・芝桜の株を元に戻す時に、株分けをしつつスギナが無くなった元の芝桜の花壇に植え付けていく。
5・水やりをする。
以上のような作業をすることで、芝桜の中のスギナを駆除していきました。
もう少し、掘り下げて説明をさせていただきますね。
芝桜の株ごとスコップなどで掘り起こします。
掘り起こした株からスギナを抜き取ります。
スギナを抜き取った芝桜の株を今現在植えていたところとは別の場所に運びました。
時期は自分が実際に移動させたのは、6月でした。
ちょうど芝桜の花が終わって、しばらくたった頃でした。
芝桜の大移動が始まったのです。
芝桜を植え替えするのには6月で時期的には、まあまあ良かったのではと思います。
これまで斜面に植えていた芝桜を一度に移動して植え替えるのには、かなりの日数がかかると思いまずは芝桜の株の半分くらいを他の場所に移動していきました。
たまたま他の花壇があったので、そちらに運びました。
移動した先の花壇もある程度耕しておいて、芝桜を植え替えるための穴を掘って
水をやっておく必要があります。
その後に、スコップでスギナの根の地下茎を掘っては取り除く作業を繰り返しました。
かなりの数の芝桜の株を移動して植え替えをしなければならなくなりましたので、
職人さんの力を借りることにしました。
おかげで芝桜の中のスギナはほとんど見当たらなくなったのです。
スギナを駆除するために芝桜を植え替えする際の注意点
スギナが芝桜の株の中に生えている時、スギナを抜く時に株の土までほとんど落としてしまったことがあります。
株の土をほとんど落としてしまったら、他の場所に移動(植え替え)した時に
枯れてしまいました。
芝桜の株の根がむき出しになってしまい、移動した場所で土を上からかけたのですが、
失敗して枯らしてしまいました。
最初の頃は、そんな失敗もありました。
では、どうすれば良いのかといいますと、
スギナの生えている芝桜の株を掘り起こして、スギナだけ抜きあまり土を落とさないことです。
そういえば、最初に失敗して枯れた時には、スギナだけでなく他の雑草までも
キレイに取っていたので、芝桜の株についている土がすっかり取れてしまったのでした。
6月というと暑い日もありましたので、後で気がついて土をかけたり水をやったりしたのですが、茶色になってすっかり枯れてしまいました。
ここで、早めに水やりが行き届かなかったのだと反省しました。
水やりや土を被せることをしていれば、芝桜の株を枯らさずに済んだかもしれないと思いました。
おわりに
「芝桜の中のスギナを駆除した除草剤を使わない方法!体験談」について、
お伝えしました。
スギナは農作業をする人にとっては、なかなか手ごわい相手です。
野菜やお花などを作っている人にとっては、スギナは本当に厄介者ですね。
そんなスギナも長い間付き合っているうちに、地下茎をはじめツクシや葉っぱが生い茂ったりしているところや一節に至るまで、知ることができました。
実際に除草剤を使わないでスギナを駆除してきました。
あの長い地下茎をほとんど取ってしまいスギナの退治は一旦終了しました。